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見逃せないレーシック

心ある眼科医の中の、これではいけない、眼科医が積極的に関わるべきだという主張は、大多数の声にかき消されました。 そうこうしている内に、エキシマレーザーという波長193nmのレーザーが発見されました。
これは、非常に鋭敏に物体を切除できるという特性と、遺伝子に影響を与えない唯一のレーザーという理由から、角膜を削るために用いられるようになりました。 最初はRKのメス代わりに使用されたのですが、真ん中を直接削れば、定量性が上がるという理由で、コンピューター制御で中央を近視の度数だけ削るPRKという方法が一般的になりました。

以前は完全な正視にすることは困難であったが、PRKという方法が完成し、完全な正視、裸眼視力が1.0以上があたりまえになったのです。

PRKの欠点としては、角膜上皮を直接削るため知覚神経である三叉神経を傷つけ、非常に痛い。 角膜上皮が再生するまで視力1.0は無理、角膜上皮が完全に修復するまでは遠視が出て、1ヵ月しないと見え方が安定しない、片眼ずつ行うということが基本のため、かなりの時間が必要といったことがあげられ、爆発的な流行までには至りませんでした。
PRKの欠点を解決する方法として、マイクロケラトームという器械で、角膜の蓋(角膜フラップ)をつくり、角膜上皮を温存し、残りの角膜をレーザーで削るLASIK(レーシック)という方法が開発されました。
この方法は、角膜上皮が温存されるという点が大きなポイントです。 レーシックには、術後角膜フラップを戻すとすぐに見える、マイクロケラトームで角膜を切除するため、完全な神経ブロックをしたことと同じことになるため全く無痛の2つの利点があり、爆発的な人気となりました。
1995年にアメリカのFDAで認可され年ごとに倍増し、2000年にはアメリカで150万眼に達しました。 日本でも90年からエキシマレーザーに関する情報が入り、きちんとデータをとって眼科医が関わらなくてはいけない、ということで治験がはじまりました。


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